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オススメ本。

シマヨメです。
今年も本屋大賞が発表になりました。

本屋大賞の審査員は本屋さん。
本屋さんが最も売りたい本を選ぶ賞です。

直木賞とか芥川賞とか、色々な賞がありますが、
個人的には「本屋大賞」と「このミステリーがすごい」の
2つの賞が好きです。
通好みではないのかもしれませんが、推薦文に心を惹かれることが多く、
読んでハズレが無いので、受賞作はなるべくチェックしています。

今年の本屋大賞は伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」。
仙台に住む普通の男性が、いきなり首相暗殺の濡れ衣を着せられる話です。
ありえない設定かと思いきや、見えない大きな敵の不気味さや、
周到に用意された罠、携帯電話や町中に設置されている監視カメラによって
逃走する主人公の位置情報がどんどん流されていく様子は、
リアルすぎて恐ろしく感じてしまいます。
重いテーマを扱った話ですが、登場人物達の会話がとても面白く、
暗い話にも笑いが至る所にちりばめられています。
少し厚めの本ですが、読み始めると止まりません。

個人的には本屋大賞2位だった、
近藤史恵さんの「サクリファイス」がオススメです。

あまりなじみがない自転車ロードレースを舞台にした話ですが、
競技についての描写が非常にわかりやすく、かつ臨場感があり、
物語の世界に違和感なく入り込むことができます。

自転車のロードレースは個人戦のようでいて、実はチーム戦。
たった一人のエースを勝たせるために、エース以外のメンバーは自分を犠牲にして
自分が力尽きるのを覚悟で、無茶なペースで競争相手のペースを乱したり、
エースのすぐ前を走って空気抵抗をやわらげたり
(役目を終えたら先頭をエースに譲る。)と、
エースを助けることに専念し、チームを勝利に導きます。

その決して優勝することがないアシスト役が主人公です。
アシストは表彰台に登ることもないし、名前を残すこともありません。
それでも自分を犠牲にしてチームのために尽くします。
エースはアシスト達の大きな犠牲を背負って、レースを戦います。

中盤から終盤にかけての大きな犠牲と謎解きには、思わず息を呑みました。

読後、「犠牲を背負うこと」と「自分が犠牲になること」について
深く考えさせられる小説でした。
短いけど濃い一冊。
オススメです。

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2008.04.24 17:38 | シマヨメ | トラックバック(0) | コメント(0) |

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